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【Alice Coltrane】Ptah, The El Daoud
Writer : na22          Date : 2008/04/02 12:51:11

今回はAlice ColtraneのPtah, The El Daoudです。
Jazzです。

Alice Coltraneは数少ないジャズハーピスト兼ピアニストにしてオルガンもプレイするマルチなアーティスト。言わずと知れたJohn Coltraneの奥方であり、その東洋思想への傾倒ぶりは夫John以上であり、独特のサイケデリックな音楽性は唯一無二のものである。
2007年1月19日、呼吸不全によりカリフォルニア州の病院にて死去した。

本作が名盤たる所以は、Aliceのピアノは言わずもがな、左chからJoe Henderson、右chからPharoah Sandersがそれぞれ同じ楽器で迫ってくる点に起因すると思われる。
幕開けとなるタイトル曲1.Ptah, The El Daoudは、低い音域で奏でられるAliceのピアノが非常に印象的である。
何と言っても、ハイライトは2.Turiya And Ramankrishnaに尽きる。これ程までに気高く、スピリチュアルなブルースナンバーは見当たらない。エモーショナルなAliceのピアノは鳥肌モノ。SpecificsのMy Tunesの元ネタとしても有名なナンバー。
続く3.Blue Nileは、美しいハープの調べが実に心地良く響く高潔な一曲。
ラストの4.Mantraは、本作一の長尺曲で、絡み合うPharoahとHendersonのテナーに、ピアノ、ベースにドラムが渾然一体となり深くスピリチュアルな音色を産み出している。

インド哲学をはじめとする東洋の英知と、自身が練り上げた霊的と言っても過言では無い深く気高い精神性が融合し、奏でられる音が描くサウンドスケープは容易く魂のセントラルドグマに闖入し鷲掴みにする。
この世を去っても尚、その崇高なる精神は健在である。
na22熱烈推薦盤。

- Reviewer na22 -

Detail
Artist Alice Coltrane
Album Ptah, The El Daoud
Release 1970/01/26
Genre Jazz
Track
1 .Ptah, the El Daoud
2 .Turiya and Ramakrishna
3 .Blue Nile
4 .Mantra

 iTunes Store(Japan)

 

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